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フォラン食事会、一部始終
21日に行いましたアルベル・フォランとの食事会の内容を
アップいたします。。

年明けにかないやさんから1本の電話。
「あ、池原くん、フォランが日本にくるんだけど、何か会をやりませんか?」と打診の電話がありました。フォランの蔵には2007年の10月にお邪魔していて、ワインも非常に素晴らしいので、是非ということでお受けすることにしました。場所をどこにするか、結構悩んだのですが、有る程度のハコの大きさと新幹線で遠方からくること、うちとのお付き合いが長いこともあり、吹田のアンタルヤ高鍋さんにお願いしました。即答で快諾頂き、また
、いろいろとお取り計らいいただきました。ありがとうございます。

前日にワインを納品した際に、当日の席次の打ち合わせを終わらせて、当日は6時からの会に、4時半に到着しゲストを待ちました。



5時過ぎくらいから、ぼちぼちゲストが到着。5時半にかないやさん一行
が到着し吹田駅の改札まで迎えに行き、待ち時間の間に習得した近道を辿ってお店に到着。少し、打ち合わせをして再度別のゲストを迎えに行きました。

やや遅れて会が始まり、開会に当たってマキちゃんがMCをしてくれました。それからフォランの挨拶があり、いよいよ開会です。

フォラン食事会開会



当日のワインは

アルベル・フォラン

ペルナンベルジェレス ブラン 2004


ペルナンベルジェレス オンカラドゥ2004

アロースコルトン クロデシャピートル2001

コルトンブレッサンド 2003

ロマネサンヴィヴァン 2004

の5種類です。




これを、解説いただきながら、高鍋シェフの気合の入った
お料理を頂きながら進行していきました。


お料理の写真がうまく撮れていなかったので、上手に撮れた方の
ものが入手できましたら、再度アップいたしますね。

私のワインの感想はこんな感じです。

ペルナンベルジェレスブラン04は、以前ショウレイが日本に来たときに説明してくれた、ペルナンはコルトンシャルルマーニュと同じ地層でコルトンシャルルマーニュより早く楽しめると言われていたとおり、厚み、香り素晴らしかったです。
 
 ペルナンベルジェレスオンカラドゥ04は以前飲んだときは無濾過の濃いワインというイメージが強かったのですが、今日はとってもエレガントなワインになってました。でも最後の最後に力強さが出たので、まだ閉じ気味だったのかも知れません。
 
 アロースコルトンクロデシャピトル01
 
 こちらは、全体に瑞々しくフルーティなイメージが強かったです。
 
 コルトンブレッサンド03は03のキャラクターの通り酸は少なめだが、その他の要素、タンニンとか果実味がたくさんあって、熟成に弱いってことは全く無いという説明を聞きました。猛暑の完熟したブドウのワインを気に入られた方が多かったです。
 
 ロマネサンヴィヴァン04
 
 これは。もう脱帽です。この複雑な味わいは素晴らしいですね。格が違いました。複雑さと余韻の長さ、ずーと浸っていたいうまさでした。


さて、マキちゃんがフォランさんのワインの説明を通訳してくれましたので、起こしてみました。

フォランと食事会 
2010年2月21日 日曜日
夕方6時

場所 吹田
アンタルヤ高鍋

開会にあたり、金井麻紀子が前説。

フォランからドメーヌの説明と白ワインの説明

レコーダー1 金井麻紀子

マキコレワインでお馴染みの金井麻紀子です。
今日はほんとに生産者を迎えてまたとないチャンスです。
それでは生産者から説明をいただきます。

フォラン

みなさん、こんにちは。こんなにたくさん集まって頂いて日本でこんな機会を
持っていただきありがたく思います。私どもはほんとに小さな村、アロースコルトン村から来たんですけれども、ほんとに小さな家族経営の生産者です。そして今10のアペラシオンを造っています。
そして畑の面積は6ヘクタールくらい。ドメーヌの蔵と地下カーブがある建物があるんですが、フランク・フォランの家系の所有する凄く古い建物で1760年に建てられた蔵でワインの醸造をしています。10のアペラシオンの内容は村名が2つ、1級が4つ、特級が4つ、ブルゴーニュの中でも大変高価なワインを製造している生産者になります。
それから、皆さん、テロワールという言葉を聞かれたことがあるかと思いますが、今日飲んでいただくワインは白はシャルドネ、赤は4種類なんですが、醸造も手入れも同じなのに全く違う味わいに
なっているのはテロワールの違いです。それを楽しんでいただきたいと思います。
それでは、まず最初の白ワインですが、ペルナンベルジェレス・ブラン2004を飲みながら聞いてください。この2004はミネラル感が強いと言われているヴィンテージです。ミネラル感が強いので、魚介類、今日はフレンチなので味わえないですが、お寿司なんかともよく合うと思います。

日本料理には凄く良く合いますので、是非試してみてください。
それでは次のワインが来たらまた説明します。(マキちゃん)


レコーダー2

ペルナンベルジェレス・オンカラドゥ2004
先ほど、説明するのを忘れたので、白の醸造の話をサクッとしていきます。一番大切にしていることは、畑仕事です。いろんな仕事がありますが、畑でできる仕事が一番大切なことです。そして、収穫されたブドウは潰さないように小さな容器に入れられます。それはプレス機に入れられて、白ワインはすぐプレスされます。ジュースがプレス機から出てくると、小樽に入れられてゆっくりと発酵されていきます。なぜゆっくりかというと蔵が収穫の時期になると寒いので発酵がゆっくり進みます。それから、約一年半、じっくりと熟成されて瓶詰めされます。瓶詰め時はノンフィルターでします。もしも、そのときに濁っている時に限り、コラージュをします。

赤ワインの醸造法ですが、白ワインと手摘みで丁寧に収穫します。蔵につくと除梗して
ブドウのまるい部分だけをブルゴーニュの木の開放樽にいれて発酵をします。
発酵を含めて約2週間くらい皮とジュースががスキンコンタクトして赤になる。
元々、ピノの果肉は白いんです。
発酵が終わるとプレスされて小樽に入ります。それから1年半樽で熟成されます。
それから、赤ワインは瓶詰めされますが、赤ワインに関してはコラージュもなにも
しません。そうして今日のようなおいいしワインが出来上がります。
それでは、このオンカラドゥです。この2004はおいしい熟成をしていて、
まさに今美味しく飲めると思います。これもひとえにかないや、池原酒店の
管理が良くてきちんと熟成しているおかげとおもいます。
このオンカラドゥの味わいですが、口に含んだときに丸みを帯びていてとてもジューシーな果肉をかじったような味わいが味わえると思います。 これが、このワインの特徴なので、味わっていただきたいと思います。

質問1
古いワインはどれがありますか?
(質問がうまく伝わっていなかったようです)

大体樽は5年で新しくするので、今飲んでいるオンカラドゥは20%新しい樽を使って
いることになります。

質問2
理想としているワインの目標は?

そういうイメージは一切なく、毎年毎年ほんとに畑から一番いい状態で畑から収穫するだけでビンテージのキャラクター が出てるだけで、自分からこういうワインにしようというのは一切ありません。

質問3
今の答えでは毎年キャラが違っていいということでしょうか?

自分の目的としては毎年同じワインをつくるつもりは一切無く、毎年違って当たり前と思っている。

レコーダー3

本日2つ目の赤ワインです。アロースペルナン村に帰ってきました。人口は約160人。
その小さな村の真ん中にあるのが、このクロデシャピートルという畑で、キレイな畑で完熟する日当たりの良いとてもいい畑です。 2001年というのは寒い夏を終えてトータル的に寒い年でした。収穫は9月の終わりでした。最初若いうちはわかりにくい、何回か飲んでいても閉じていて分かりにくいワインでした。固い感じのイメージでした。が、今ものすごく美味しくなっていて、今日は とても香りも開いていて、 味わいも口に入れると膨らんでいて、タンニンとこのフルーティさのバランスが楽しめると思いますので、2001年、そんなに評価の高い年ではありませんが、そのあたりも含めて楽しんでください。

質問2
最初のワインとなぜこんなに違うのですか?

最初の話を聞いてました?(笑)
今、このクロデシャピートルの畑の説明をしましたが、このクロというの塀で囲まれたという意味で、風を防ぐ意味もあり、それでより完熟するし、オンカラドゥよりも格上の
ことが分かるとおもいます。フォランが一番好きなワイン。
このシャピートルの意味は修道士さんたちが開いた悟りの集まりの意味があって
12世紀ころ修道士さんたちが所有していたいい畑です。

池原さんが畑の写真を持っていますので、見せてもらってください。(マキちゃん)


レコーダー4

コルトンブレッサンド2003

皆さん、とっても元気そうなので、まじめなワインの説明移りたいと思います。
今までは一級クラスのワインを飲んできました。一級はブルゴーニュの全体の15%。
このグランクリュは3%−これを世界で分けている貴重なワイン。そのコルトンの中でもこのブレッサンドが一番良い区画です。そして、2001、2004は遅摘みのワインを飲んできましたが、この2003は日照りが続いて40度以上の日が何日も続いて年で収穫も8月20日と、収穫されたのが8月中という珍しい年でした。その日照りでブドウの実がとても小さくなって収穫量がとても少なくなって凝縮しているために、飲んでお分かりのように物凄く味が凝縮していて、厚みはあってほんとに一点の曇りもないくらい広がる果実味が2003の特徴です。この2003は普段のキャラとは違うけど、フォランの好きな年です。

質問
蔵には何人の方が働いていますか?

まず、蔵の仕事、畑の仕事全てにおいてフォラン自身が関わってます。これは重要なことです。毎日作業をしています。普段は3〜4人です。一年に一度だけ、収穫時に
20〜25人収穫隊を雇います。その他のときは全て自分で携わっています。

質問2
畑の管理はどうしてますか?

ロマネサンヴィヴァン以外は家から500M以内なので、自転車ですぐに見に行く。
ロマネは車で行く。それでも15分。(フランス時速で)


レコーダー5

2003ヴィンテージについて
質問
2003は酸が少ないが、長期熟成しないのでは?

2003は酸は少ないが、タンニンや果実味やパワーがあるので、問題なく熟成する。
その証拠にこのワインは若いうちからあまり熟成が進んでいません。 若いうちも美味しく、今も美味しい。

家族旅行で戻って飲んでもとても美味しい。というのは非常に酸化に強い。

酸がなくてもバランスの良いワイン、いじってないワイン
は長期熟成する。


酸があるから長期熟成するというのは間違った情報。 安心して飲んでください。

レコーダー 6

ロマネサンヴィヴァンについての説明

ブルゴーニュを代表するグランクリュの一つであります。道を挟んで一本上側が
ロマネコンティ。

まだ、熟成してロマネコンティをあけるときにロマネサンヴィヴァンを比較で開けた方がまだないので、是非確かめてください。

この複雑味は別格です。 この複雑さは他では味わえないのではと思えるほど、複雑です。凄く長いアフター。

恐らく家に帰っても香るほどの強さ

質問
いつが飲み頃になりますか?

自分の経験からいくと10年15年いい熟成をすると思います。自分の蔵にも20年のワインがあったりしますが、ほんとに良いのはケースで買っていただいて自分の舌で確かめていただくのが一番良いです。

自分のポリシーとしては、若いうちもおいしいワインをつくることを心がけて
います。

質問
フランスでお祭りのときにワインをだしていたりするのですか?

毎年毎年お祭りといえば、1月の25日にサンヴァンサンと称えるお祭りがあります。

アロースコルトン村では生産者が持ち寄ります。

食べ終わって飲み終わるのが、夜の8時くらい。

それから、だれかのドメーヌに行こうぜという話になっていく。


質問
フランス人でよかったと思うときは?

正に今 です。



当日の写真



ワインの質問中です。



遠路遥々新潟県から住吉屋さん。



師匠が敬意を払って着てきた着物がとってもフォラン夫妻に好評でした。





着物姿にフォランの奥さんも大喜び







お世話になりました〜。高鍋シェフ



実際の声を聞きたい方はクリックしてください↓

開会にあたりーペルナンベルジェレスブラン2004

ペルナンベルジェレス・オンカラドゥ2004

アロースコルトンクロデシャピートル2001

コルトン・ブレッサンド2003

2003ヴィンテージについて

ロマネサンヴィヴァン2004


当日お越しの方でこちらで撮りました写真をご希望の方は、
メールください。

写真の場所をお知らせいたします。
author:, category:イベント, 21:56
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